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放射能からのサバイバル(総括)


注釈内部被曝はα線とβ線、外部被曝はγ線

 放射線による被曝には外部被曝と内部被曝があります。外部被曝は主にγ線を浴びることにより発生します。一方、内部被曝は主にα線とβ線で起こります。γ線は貫通力も強く長距離を飛ぶので日常生活で防ぐことは困難ですが、α線とβ線は貫通力も弱く短距離しか飛べないので直に接触したり、放射性物質が付着しない限り、通常の衣服でも大丈夫です。

しかし、呼吸や飲食によってα線とβ線を出す放射性物質を取り込んでしまうと、γ線よりも遥かに強力に遺伝子を傷つけてしまうので、十分過ぎるくらいの注意が必要になります。

警告低線量被曝については人体への影響が解明できておらず、予防原則に基づく行動が肝要。


ニュースで報じられるシーベルト数やベクレル数を相互に変換する計算方法です。数式は大まかな値を求めるものですが、放射能に対する危機意識を呼び起こすきっかけにはなります。活用ください。

警告シーベルト(Sv/h)は外部被曝の影響を推し量るために考えられました。内部被曝による健康への影響は体内の単位当たりのベクレル数(Bq/kg)から勘案した方が安全です。

 
 ┏━━━━━━━ 放射能による被曝量の概算 ━━━━━━━┓

 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

情報外部被曝と内部被曝に関する情報が、実践コーナー(時事アラカルト)の放射能からのサバイバルにあります。参考までに興味のある人は閲覧ください。

警告数式の使用による健康的、その他損害を受けたとしても一切保証はできません。提示した数式、定数が正しいという確証はなく、数式や値の利用はあくまで自己責任でお願いします。


放射能による被曝量の概算

 

付箋空間線量(μSv/h)から年間の被曝量(mSv/y)を概算するには9を掛ける。

  • 問:2.2μSv/hの場所で1年間生活した場合の外部被曝量を知りたい。
       >rpn 2.2 9 *
       19.8


  • 答:年間19.8mSvの外部被曝。

  ※9倍が面倒なら10倍でもよいでしょう。10倍より少ないと覚えるのも方法です。

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付箋土壌の汚染度(Bq/kg)から近距離の空間線量(μSv/h)を概算するには0.00004を掛ける。

  • 問:1万Bq/kgの腐葉土を撒いて、その上で座って作業した場合の外部被曝量を知りたい(地上から0mの地点で1/4の放射線量と仮定)。
       >rpn 10000 0.00004 *
       0.4


  • 答:0.4μSv/h。4の前に0が4つと覚える。

  ※γ線のみの値です。放射線源に近いとβ線も考慮する必要があります。
  ※大量の腐葉土を一面に撒いた場合などは0.4μSv/hの4倍を推奨します。
  ※2012年の東京都の土壌汚染と空間線量から考察すると、上記の計算結果にかなりの乖離が
   認められます。ベラルーシやウクライナとは条件が異なってくるようです(追記)。

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付箋土壌の汚染度(Bq/kg)から遠距離の空間線量(μSv/h)を概算するには6e-6を掛ける。

  • 問:1万Bq/kgの腐葉土を撒いて、その上で立って作業した場合の外部被曝量を知りたい(地上から1mの地点で15%程度に軽減と仮定)。
       >rpn 10000 6e-6 *
       0.06


  • 答:0.06μSv/h。

  ※γ線のみの値ですが、1m離れればβ線はほぼ無視でよいでしょう。
  ※大量の腐葉土を一面に撒いた場合などは近距離の外部被曝量概算を推奨します。
  ※2012年の東京都の土壌汚染と空間線量から考察すると、上記の計算結果にかなりの乖離が
   認められます。ベラルーシやウクライナとは条件が異なってくるようです(追記)。

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付箋空間線量(μSv/h)から土壌の汚染度(Bq/kg)を概算するには6000を掛ける。

  • 問:地面近くで2μSv/hの空間線量があるときの土壌の汚染度を知りたい。
       >rpn 2 6000 *
       12000


  • 答:12000Bq/kg。

  ※γ線のみの値です。放射線源に近いとβ線も考慮する必要があります。
  ※2012年の東京都の土壌汚染と空間線量から考察すると、上記の計算結果にかなりの乖離が
   認められます。ベラルーシやウクライナとは条件が異なってくるようです(追記)。

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付箋食品の汚染度(Bq/kg)から内部被曝量(μSv)を概算するには0.013を掛ける。

  • 問:60Bq/kgの卵を毎日1つ1ヶ月食べた場合の内部被曝量を知りたい。
       >rpn 3.6 30 * 0.013 *
       1.404


  • 答:1.4μSv/生涯。卵1つ60グラムと考える。

  ※放射性セシウムのみだった場合の値です。

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空間線量と放射性物質による土壌汚染との関係

 文部科学省のデータから算出した主に放射性セシウムによる土壌汚染と空間線量の関係式は「276kBq/㎡=1μSv/h」とのことです(相関係数は0.75)。kgに換算すると4246Bq/kg=1μSv/h(㎡とkgは1/65で算出)。

大雑把に見て約300kBq/㎡(30万Bq/㎡)=30Bq/c㎡で1μSv/hに相当します。0.1μSv/hで逆算すると30kBq/㎡(3万Bq/㎡)=3Bq/c㎡で年間約1mSvの被曝量になります。

 

放射性物質の摂取量と蓄積量の目安

 以下の目安はインターネットや論文、講演等の情報から推測したものですが、この値を超えなければ安全ということはありません。放射能に汚染された食物や飲料は摂取しないに越したことはありませんし、体内の蓄積量も0Bqが一番なのは確かです(自然に存在する放射性カリウム等は除く)。

付箋摂取Bq量:1~2Bq/kg以内(一日)    少食なら2Bq/kg。大食なら1Bq/kg。

付箋体内Bq量:10Bq/kg以内        カリウム40等の自然放射性物質を除く

警告上記の数値は大人の場合です。胎児、乳幼児、子供は数値の1/10~1/3と考えるのが妥当でしょう。また妊娠を希望する女性も低めに見積もったほうが無難です。仮に多めに見積もったとしても、危険性を考慮して大人10Bq/kg・子供1Bq/kgを摂取限界と考えるべきです。
NPO法人がウクライナのノヴィ・マルチノヴィチ村(頭痛を訴える子が多い)の食事中のセシウム137を検査。1日平均で1.1Bq/kgしかありませんでした。健康被害が出ているコヴァリン村でも3Bq/kg程度。恒常的な摂取だと1Bq/kgでも要注意であることを示唆しています。
※コヴァリン村は非汚染地域に指定されており、汚染度合いが首都キエフ以下です。福島原発事故後の東京は土壌の汚染度から推測して、キエフと同等かそれ以上の可能性があります。

情報食事で摂取したベクレル数を計算するアプリケーションが、応用コーナー放射能時代の食事管理にあります。興味のある人は参考にしてください。

警告日本政府・米軍、民間団体・有志個人などによる空間放射線量の測定や土壌、海水のベクレル測定から総合的に考察すると富山、岐阜、愛知を含めた以西と北海道の農産物は福島由来の放射能汚染に関してはほぼ皆無。海産物は事故後の数年は日本海側、瀬戸内海なら安全で太平洋側は注意または回避のようです。
2011年3月以来、放射能被害が実害だと考える人は産地の確認後に飲食。逆に風評被害だと考える人は福島産を選択する(食べて応援)など今までと同様、産地にこだわらず飲食しています。

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空間線量を実測する

 正確を期すためにはベクレルからの推定だけではなく、簡易な個人向け放射線測定器で空間線量(μSv/h)を実測したほうが無難です。値段も購入可能な範囲にあります。

市場に出回っている放射線測定器には大きく分けて、GM管を使うものとシンチレータを使うものがあります。ガイガーカウンター(GM管)の場合、低線量(0.14μSv/h以下など)では正確さに欠けるようですが、それ以上の線量ではそれなりの精度を持っています(正しい値の0.5倍から2倍の範囲)。

警告元来、シーベルト値は外部被曝の主な原因となるγ線が人体に与える影響を考えたもので、α線とβ線は考慮されていません(αβ線は皮膚1cmの深さに到達しないので無視)。
流通量が多い代表的な旧ソ連製GM管SBM-20の動作範囲は0.14~14.4μSv/hなので、0.14μSv/h未満の測定値はあくまで参考と考えたほうがよいでしょう。またGM管はβ線とγ線をカウントするため、表示される空間線量(μSv/h)は正確ではありません。放射線源から1m以上離すか、アルミでβ線を遮蔽して測定することでシンチレータとほぼ同等に扱えます。
GM管はγ線よりβ線の感度が高い性質があります(例:γ線に対してβ線は10倍)。μSv/hへの校正はγ線が基準なので(例:γ線を10本検出すると1μSv/hに換算)、β線を含めると意味のない値になります(仮にβ線が10倍の感度だとすると無意味な10倍のμSv/hになる)。

シンチレーション式(シンチレータ)はγ線しか検出できませんが、概ね0.01μSv/h単位の精度で測定できるものが多くあります。ただし、あくまで簡易な測定器なので正確無比な値ではありません。計測値そのものは参考値として割り切って、線量の相対的な変化に着目する使い方が妥当です。

シリコン半導体フォトダイオードを使った放射線測定器は安価な割にはほぼ正確な値を示します。0.05μSv/h以下は計測不能ですが、それ以上の値なら十分に使えます(ただしγ線のみ)。

なお、γ線が検出できる場所には、α線やβ線を出す放射性物質もあると考えるのが妥当です。子供やペットの生活空間は地面に近いので、床や物の表面をチェックしておくことも必要でしょう。γ線を検出できるシンチ式測定器とβ線を検出するガイガーカウンターを併用するのがベストです。

警告表面が汚染されているかどうかだけを判定したいなら、γ線のみを検出するシンチレータより、短い距離しか飛ばないβ線も検出するガイガーカウンターのほうが適しています。
アスファルトから高さ1mで実測するとシンチ式が0.10μSv/h、ガイガーが0.17μSv/h。0cmではシンチ式が同じく0.10μSv/hに対し、ガイガーは0.23μSv/h。土壌からアスファルトを突き抜けてβ線が出ていない限り、アスファルトに付着したβ線核種が疑われます。

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食品汚染を実測する

 食品のベクレル数を計測できるポータブルな機械もありますが、ベクレルの測定機械は100万円前後から数百万円と高価なので、個人で購入できる代物ではありません。

従って、ベクレル数に関しては、ニュースやインターネットでの数値公表に頼るしかないのが現状です。心配であれば、民間団体で有料・無料で測定してくれるところもあるので、検出限界(20Bq/kgや8Bq/kg、1Bq/kgなど)に注意して、測定を依頼するのも方法です。

警告個人向け放射線測定器でも高精度のシンチレータであればぎりぎりで測定は可能です。ただし時間が掛かる上にカリウム40との区別が付きません(500Bq/kg(0.01μSv/h弱)の食品汚染は検出困難)。測定器が反応するレベルは相当に危険なので、その判別には使用できます。
最も高価なゲルマニウム半導体検出器の場合、1ℓのマリネリ容器で10分間程度計測して数Bq/kgまで計測可能。シンチレーション式の場合は20Bq/kg程度が限度です。
実際に計測されている方の感覚では、γ線だけを検出する簡易放射線測定器で地面に直置きして0.3μSv/h以上の場合、汚染は8000Bq/kg(国の放射性廃棄物基準)を超えているそうです。除染が必要なレベルであり、そのような場所で作られた農作物には注意するべきです。

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放射能の世界で生き残るために

 テレビや新聞で伝え聞く数値が正確で、恣意性のないものであれば問題ありませんが、一度ゼロベースで考え直す時期が来ているのかもしれません。例えば、自分で放射線を計測してみるだけでも、テレビや新聞の報道とは別の視点が得られます。

信頼できる情報の入手ルート確保(インターネットや書籍、講演など)や、生活空間における放射線測定器の活用、食料の備蓄準備など、少しでも自分でコントロールできる仕掛けを用意しておくことは大切です。

ニュースや専門家の意見を鵜呑みにすることなく、原発推進・反対両派の意見を聞き、純粋な疑問を感じたら、自分自身で調べて、計って、考えて、行動する、それが残された希望です。

原発事故当初(3月12日~15日)、少なくとも大手新聞では放射能漏れ、炉心溶融、放射性物質拡散等の記事が掲載されています。一般的に初期報道は事実をそのまま伝える傾向があります。

チェルノブイリから学ぶこと(死因は無知)

我々はチェルノブイリの事故から何も学んではいなかったようです。福島第一原発事故当初、政府の正式な声明は「ただちに影響はない」といった根拠も不明確で当座逃れと言ってよい安全論でした。

マスメディアによる報道も放射能による急性障害(外部被曝)の話ばかりで、晩発性障害(内部被曝)について触れられるのは数ヶ月も経ってからです。今もなお、風評被害と実害の区別が曖昧なまま、無防備に無関心に外部・内部被曝は続いています。

チェルノブイリから学ぶことが、人体への放射能の影響だけでは片手落ちです。確かに放射性物質の拡散や汚染の広がり、経済への影響、放射線障害の病状などを知ることは最低限、必要なことです。

しかし、それ以上に学ぶ必要があったのは、このような非常事態になったときに政府・学者・メディア・汚染区域内外の人々がとった保身行動であり、他人・自己への欺瞞であり、意外なまでの無関心です。チェルノブイリから学ぶべきこと…それは「人間」そのものの理解だったのかも知れません。

知ることは義務、行動することは責任

犠牲にしても構わないもの…。全てを失っても未来に残したいもの…。自分に一番大切なものをもう一度考え直して、先入観なしに事実を捉えることです。事実を知ることは人としての義務です。

想像力を働かせて、事実の点と点を繋ぎ、次の展開を予測することです。2011年3月11日以降は、都合の良い事実も悪い事実も全て知った上で、各人が自分で覚悟を決めて行動するしかありません。

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警告rpnプログラムを実行するには、rpn試用版かrpn標準版が必要です(バージョンの違いはこちら)。

警告福島第一原発事故に関する覚書的な記事(2011年3月からの約3年間)です。過去に発生した放射能事故や事象との比較・検討も試みていますが、文章や数式の利用により健康的、その他損害を受けたとしても保証できません。また、記事内容が全て正しいという確証もありません。あくまでも解釈は自己責任でお願い致します。

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