日付と時刻
今日の日付や現在時刻を知りたいときがあります。特にバッチ処理のように自動実行するときに重宝します。日付を教えてくれるコマンドはDOSにもあるのですが、DOSのdateやtimeコマンドは日付入力のために一旦停止したり、プロンプトの文字が入っていたりして、バッチなどで使うには不向きです。
そこで、カレンダー・システムパッケージではdate、time、now、stampの4つを用意しました。以下に使い方を示しますが、DOSコマンドにあるような余分な文字は一切ありません。
rpnの日付、時刻プログラムを使うにはタイムゾーンの設定が必要です。詳しくはサポートの「タイムゾーンの設定」を参照してください。
rpn版の日付と時刻
まずは日付を表示してみましょう。以下は、今日の日付を表示するdateプログラムを実行したところです(今日の日付になるので、実際に実行した日付表示と画面の例が異なることに注意)。
20010902
他のプログラムなどで利用しやすいように必ず8桁の日付になります。最初の4桁が西暦の年、次の2桁が月、最後の2桁が日付です。次は現時点での時刻を表示するtimeプログラムです。
070312
これは必ず6桁になります。最初の2桁が24時間表示の時間、次の2桁が分、最後の2桁が秒です。次はnowプログラムですが、これはdate、timeを繋げて表示する形式です。
20010902070427
nowプログラムの表示が分かりにくい場合は、次のstampプログラムを使います。日付の区切りに"."を時間の区切りに":"を使用しています。
2001.09.02 07:04:31
stampプログラムは人が見やすいように提供していますが、rpnで再利用するには"."や":"は邪魔になるので、バッチ処理などの自動実行ではdate、time、nowプログラムを使うことが多くなるでしょう。
本講座で使用したプログラムは、カレンダー・システムパッケージとして購入することができます。xypとnpdはrpnの姉妹ソフトウェアです。詳しくはプロダクトを参照ください。